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【レコーディング編】初心者でも簡単にできます!

投稿日:2020年11月24日 更新日:

制作した楽曲をレコーディングしたけど、いまいちだな‥と感じ経験はありませんか?

僕も、何度も悩んだことがあります。

しかし、この手順を知っているだけでいい音源が作れるんです。

自分は初心者だから…
エンジニアに頼まないと…

と考えるかもしれませんが、そんな心配はいりません。

そこで大事なのがレコーディングの知識です。

音源はレコーディングのやり方ひとつで、大きく変わります。

今回は音源の完成度を上げるレコーディングの手順を、レコーディングエンジニア経験のある僕が、今までの経験を元に解説します。

手順1: 音源の最終チェック
手順2: 必要な機材を揃える
手順3: スタジオを予約
手順4: レコーディング
手順5: ミックスダウン&マスタリング

【手順1】音源の最終チェック

レコーディングする音源が完ペキか

ということです。

『レコーディングする=人に届ける』

ということです。

そんな音源は、メンバーと話し合い、これ以上ないものに仕上げておく必要があります。

【手順2】必要機材を揃える

音源のチェックがおわったら、レコーディングに向けて、機材を揃えましょう。

・パソコン(Mac推奨)
・オーディオインターフェース
・DI(ダイレクトボックス)
・マイク 各種
・ケーブル 各種
・モニター用ヘッドホン

持ち込み機材は以上です。

他はスタジオにあるものを使えばOKです。

パソコン(Mac推奨)

パソコンはレコーディングした音源を取り込むのに必要です。

Macを推奨する理由はこちらの記事で解説しています。

Mac製品の失敗しない選び方【Macを選べば新しい世界が広がります】

オーディオインターフェース

楽器は直接パソコンに接続出来ないため、オーディオインターフェースを挟みます。 これにより、音の変換が行われ、よりよい音質で音を取り込めます。

オーディオインターフェースの種類も多くあるので、迷うと思いますが、オススメのインターフェースはこちらの記事で紹介しています。

【失敗しない】オーディオインターフェースの選び方

DI(ダイレクトボックス)

それとD.I(ダイレクトボックス)が必要になります。

ギターやベースの音は、ハイインピーダンスなので、D.Iを使用しないと、音質劣化、ノイズが出てしまうことがあります。

きれいの音でレコーディングするための必須アイテムです。

D.Iが必要な理由【音質劣化は自分の価値を下げます】

マイク 各種

レコーディングでは、アンプから出た音や、ドラムの音を録るのに、マイクがそれぞれ必要です。

コンデンサーマイクをレンタルしているスタジオはあまりないので、あらかじめ用意する必要があります。

ケーブル 各種

スタジオによっては、レンタルしているところもありますが、自分の使い慣れたケーブルがあった方がいいでしょう。

・XLRケーブル(キャノンケーブル)
・シールド
・パッチケーブル(長めの)

XLRケーブルは、マイクの本数分必要になります。シールドは数本で大丈夫ですが、BELDEN製のがオススメです。 パッチケーブルは、ちょっとしたときに便利なので、あるといいかなって感じです。

マイクの変換端子も必要であれば用意しましょう。

モニター用ヘッドホン

モニターリングするヘッドホンが1つ必要です。

業界で有名なヘッドホンはMDR900stですが、これでなくて全然OK しかし、あまりに安いものはやめておきましょう。細かな音の聴き分けができないです。

【エンジニア向け】ヘッドホン選びこそが上達への近道

【手順3】スタジオ予約

レコーディング日を決め、スタジオを予約しましょう。

1曲のRECであれば12時間あれば十分

スタジオの広さは20帖は欲しいです。

おすすめのスタジオは 『Noah』

都内最大のレンタルスタジオです。

僕が大学生のとき、バイトしてた埼玉県川越市の

『Rinky Dink Studio i.M.O』

も1stスタジオであればオススメです。

【手順4】レコーディング

そして、レコーディングです。

レコーディングでは以下のことに気をつけます。

リズム楽器から録る

これが基本です。

楽器でいうと

①ドラム
②ベース
③リズムギター
④リードギター
⑤ボーカル

この順です。

①②③で曲の土台をつくり、④⑤で飾り付けをするイメージです。なので①②③のグルーヴがものすごく大事になります。

ギター&ベース

LINE録りとマイク録り

録音の仕方には『LINE録り』『マイク録り』があります。

LINE録り

→アンプではなく、録音機器(インターフェース)に直接繋ぎ、録音

〈メリット〉
・準備が簡単
・場所を選ばない
・プラグインを使える

〈デメリット〉
・空気感がなくなる
・楽器の個性が失われる

マイク録り

→アンプの前にマイクを立てて、アンプから出る音をマイクで録音

〈メリット〉
・空気感がでる
・マイクの性能で音が変わる
・アンプで作った音で録れる

〈デメリット〉
・準備が面倒
・録音環境が必要
・録音した音を変えられない

一般的には、このふたつの録音方法を同時に行い、その音をミックスして使います。

ドラム

ドラムはマイクを数本使用して録ります。

「オーバーヘッドマイク」
ドラムセットの上部にマイクをセットして録音する方法です。

最悪の場合これ1本で録音も可です。

一般的には8〜10本のマイクで録音します。

・オーバーヘッドマイク×2
・スネア
・バスドラム
・タム(各種)
・ハイハット
・シンバル(各種)

この優先順で使用できるマイクの本数、セッティングしていきます。

※この時、チューニングも忘れずに!

マイキング

マイクの位置を決めましょう。

ギター&ベース
→アンプキャビのスピーカーの周囲

ドラム
→打面からの距離

基本的にふたりでやる作業です。
演奏してもらいながら、マイクで録れた音をヘッドホンでチェックしましょう。

【手順5】ミックスダウン&マスタリング

ミックスダウン

レコーディングが終わったらミックスダウンという作業に入ります。

わかりやすく言えば、「音量チェック」です。

メディアフォーマットで最も効果的に再生されるよう調整する最終工程です。

主な作業は

・音量レベル
・音の加工、補正
・音質、音圧、PANの調整

です。

音量レベル

各パートの音量レベルを調整します。

ギター、ベース、ドラムそれぞれの音量をバランスよく調整します。

「ドラムの音がよく聞こえるんだけど、ギターの音が全然聞こえない」「ボーカルの声が楽器に消され、歌詞が聞き取れない」ということにならないように、自分の耳でしっかりきいて調整しましょう。

音の加工、補正

DAWのプラグインを使い音を加工補正しましょう。

DAW付属のプラグインで、アンプシュミレーターやエフェクトを調整します。

ボーカルのピッチ補正もここで行います。

音質、音圧、PANの調整

この工程で使用するのが

・イコライザー
・コンプレッサー
・リミッター

楽器の音の帯域が重ならないよう、イコライザーで調整します。コンプレッサーをかけ、音の粒を揃えて、輪郭を出します。リミッターは音圧を上げるのに用いられます。

この工程が抜けると、レコーディングした音源の迫力が足りない音源が出来てしまいます。

そして、PANをトラックごと左右に振り分けます。
この作業は、曲の印象を大きく変えるので重要です。

ある程度満足したら

「耳を休めてまた音源を聴く」

という作業を繰り返しましょう。ずっと同じ音源を聴いていると誰でも耳が慣れて、改善点を発見しにくくなります。 時間があれば1日あけて、聴くといいです。

マスタリング

マスタリングとは、最終的な磨きの作業です。

トラックダウンで一応曲が完成したものの、他の曲と比べると、音量、音質ともにバラバラだったりします。そこを磨き上げる作業がマスタリングです。

トラックの順番を決める作業もこの一部です。

そして、最後に、書き出しをしたら完成です。

これを経て、ようやくリスナーの手に渡るのです。

レコーディングはいい音で

せっかくのレコーディングをいい楽器のいい音で録りたいという人は「楽器レンタルサービス」を利用するのがいいでしょう。月額料金で自分の好きな楽器をレンタルすることができます。

まとめ

以上がレコーディングの流れです。

レコーディングは、初心者にとっては難しく、経験やちゃんとした知識がないからといって、避けてしまいがちです。

しかし、音の録り方や機材の使い方、セッティング方法など、理解するだけで簡単にレコーディングすることができます。

なにをするにしても経験が大事です。
最初はだれでもうまくいかないものです。

少しずつ経験を重ねていくうちに、いつの間にかレコーディングスキルが身についているはずです。

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