みなさん、こんにちは。
今日はメジャーコードとマイナーコードの違いについて解説します。
曲を作る上で欠かせないコード。コードは、大きく2種類に分けられます。
- メジャーコード
- マイナーコード
このメジャーコードとマイナーコードはどういう違いがあるのか見ていきましょう。
メジャーコードとマイナーコードの違い
まず、はじめに結論からお伝えします。
メジャーコードとマイナーコードの違いはこれだけです。
- 3度の音の位置
- 音の響きの明暗
そんな難しい話ではないので、これからそれぞれについて詳しく解説します。
メジャーコードとは
メジャーコードとは、「長三和音」とも呼ばれる最も基本的なコードです。
三つの音によって構成されるコードで、シンプルかつ「
例えばコード「C」は
「C」の構成音=ド、ミ、ソ
これが「Cメジャーコード」で、ルート音(ここではド)を基準に考えます。
【度数表記】
ド‥完全1度(ルート)
ミ‥長3度 (メジャーサード)
ソ‥完全5度 (パーフェクトフィフス)
度数表記とは、「ドレミファソラシ」を数字(度数)で表したもの。
1オクターブは7段階で表され、ルートが「ド」であれば、「レ」は2度になります。
メジャーコードの構成音
メジャーコード構成音はこちら。
- ある一つの音を「ルート」とする
- 「ルート」から4半音の音=「長3度」
- 「ルート」から7半音の音=「完全5度」
- コードネームには「ルート」の音名をアルファベットを使用して表記する
→ルート音とその音から4つ、7つ離れた3つの音で構成されています。
メジャコードは「長3度」がポイント
メジャーコードは一般的に「明るい」響きを持つコードです。この明るさを左右するのが「長3度」の音です。
メジャーコードについてYouTubeでも分かりやすく解説しています。
そして、マイナーコードは3度の音が「短3度」となります。
それではマイナーコードを見ていきましょう。
マイナーコードとは
一般的にメジャーコードが明るい響きを持っているのに対し、マイナーコードは「
表記はコードのアルファベットの右下に小文字の「m」で表します。
例えばしコード「Cm」は
「Cm」の構成音=ド、ミ♭、ソ
これが「Cm(シーマイナー)」で、くらい響きになります。
【度数表記】
ド‥完全1度 (ルート)
ミ♭‥短3度 (マイナーサード)
ソ‥完全5度 (パーフェクトフィフス)
5度の音はメジャーもマイナーも同じなんですね!
マイナーコードの構成音
マイナーコード構成音はこんな感じ。
- ある一つの音を「ルート」とする
- 「ルート」から3半音の音=「短3度」
- 「ルート」から7半音の音=「完全5度」
- コードネームには「ルート」の音名をアルファベットで使用して表記する
→ルート音とその音から3つ、7つ離れた3つの音で構成されています。
マイナーコードは「短3度」がポイント
マイナーコードは一般的に「暗い」響きを持つコードです。この暗さを左右するのが「
YouTubeも併せてご覧ください。
オーギュメント ◯aug
オーギュメントコードは、ちょっと不思議な感じのするコードです。
例えばコード「Caug」は
「Carg」の構成音=ド、ミ、ソ#
これがCaugコードです。
【度数表記】
ド(C)..ルート
ミ(E)..長3度
ソ#(G#)..増5度
コードの安定さを決める5度の音が「
オーギュメントコードの構成音
オーギュメント(aug)コードの定義です。
- ある一つの音を「ルート」とする
- 「ルート」から4半音の音=「長3度」
- 「ルート」から8半音の音=「増5度」
- コードネームには「ルート」の音名をアルファベットで使用して表記する
→5度が半音上がるので
ディミニッシュ ◯dim
ディミニッシュコードは、
例えばコード「Cdim」は
「Cdim」の構成音=ド、ミ♭、ソ♭
これがCdimコードです。
【度数表記】
ド(C)..ルート
ミ♭(E♭)..短3度
ソ♭(G♭)..減5度
ディミニッシュコードは
ディミニッッシュコードの構成音
ディミニッシュ(dim)コードの構成音です。
- ある一つの音を「ルート」とする
- 「ルート」から3半音の音=「短3度」
- 「ルート」から6半音の音=「減5度」
- コードネームには「ルート」の音名をアルファベットで使用して表記する
→ルートから3半音ずつ上がるので不気味な感じの響きがでます。
5度音は安定性を決める音
ここで覚えておいてほしいのが、「
- メジャーコード「完全5度」=安定
- マイナーコード「完全5度」=安定
- augコードは「増5度」=不安定
- dimコードは「減5度」=不安定
「完全5度」でないコードは、不安定な響きになります。
転回形
転回形とは、ルート音から順番に重ねていない形のことです。
Cメジャーは「ドミソ」 「ミソド」や「ソドミ」を転回形とよびます。
これら全てコードは「C」になります。
セブンスコード
コードには、4和音で構成された「セブンスコード」というものがあります。
最初に説明した、メジャーコード、マイナーコードの3つの音にさらに1つ音を加えて4和音にしたコードがセブンスコードです。
セブンスコードは頻繁に出てくるので、必ず理解しておきましょう。詳しくはこちらの記事で解説しています。
まとめ
この記事をまとめると、
- メジャーコードは明るい響きで「長3度」
- マイナーコードは暗い響きで「短3度」
- メジャーとマイナーは3度の音が違うだけ
今日はこれだけ覚えて帰ってください。