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【音楽理論講座】ドッペルドミナント(ダブルドミナント )ってなに?二重のドミナントコードについて解説します

投稿日:2022年1月19日 更新日:

ドッペルドミナントについて解説します。

ドッペルドミナント

ドッペルドミナント=Doppel dominant

英語を使って「ダブルドミナント」という言い方もします。

ドミナント(V)をトニックと見立てたスケールにおけるドミナントのことをドッペルドミナントと言います。

ドミナントの理解がない人はこの記事から読みましょう!

【音楽理論講座】ダイアトニックコードの成り立ちを理解しよう〜トニック、サブドミナント、ドミナントの関係性〜

「トニック」に対する5番目のコードがドミナント

ダイアトニックコードにおける5番目のコード「V」(「Key=C」でいう「G」)は「ドミナントコード」と呼ばれます。

    【Cダイアトニックコード】C, Dm, Em, F, G, Am, Bm-5

  • ドミナント=「G(V)」
  • トニック=「C(I)」

あるコードをそのキーの「トニック(I)」としてダイアトニックコードを組み立てたとき、5番目のコードがそのキーにおける「ドミナント」になる、ということです。

「ドミナント」を「I」と見立てたときの「ドミナント」

Key=Cでいうとドミナントコードは「G」でした。

このGをⅠと見立てた時のドミナントがドッペルドミナントということです。

    【Gダイアトニックコード】G, Am, Bm, C, D, Em, F#m-5

  • ドミナント=「D(V)」
  • トニック=「G(I)」

つまり、「D」がドッペルドミナントになります。

ドッペルドミナント

その他の例

いろいろなキーのダイアトニックコードからダブルドミナントを導くことができます。

続いて、Key=D」におけるダブルドミナントを導いてみましょう。

【Dダイアトニックコード】D, Em, F#m, G, A, Bm, C#m-5
ドミナント=「A(V)」

Aをトニックに見立てると

【Aダイアトニックコード】A, Bm, C#m, D, E, F#m, G#m-5
ドミナント=「E(V)」

よって、「Key=D」のドッペルドミナントは「E」である、ことがわかります。

ドッペルドミナントの求め方

ドッペルドミナントは「Ⅱm」をメジャーコードにしたものと定義できます。

Fを例に考えてみましょう。

FのⅡmは「Gm」です。

なので「F」のドッペルドミナント は「G」ということになります。

    【Fダイアトニックコード】F, Gm, Am, B♭, C, Dm, Em-5

  • 「Ⅱm」=「Gm」
  • ドッペルドミナント=「G(Ⅱ)」

このように意外と簡単に求められます。

ドッペルドミナントはセカンダリードミナントコードでもある

セカンダリードミナントコードは、ダイアトニックコードにおける「I」以外のコードを「I」と見立てた場合のドミナントコードのことを指し、ドッペルドミナントもそこに含まれるということです。

つまり、より大きな範囲を指す「セカンダリードミナントコード」という概念があり、その中で「ドミナントのドミナント」だけを特別に「ドッペルドミナント」と呼びます。

セカンダリードミナントについてはこちらの記事で解説しています。

【音楽理論講座】セカンダリードミナントって?見つけ方、使い方について解説します

まとめ

ドッペルドミナントの求め方は簡単ですね。

まとめると

  • ダイアトニックコードの「Ⅱm」を「Ⅱ」にしたもの
  • 「ドミナント」の「ドミナント」のこと
  • ドッペルドミナントはセカンダリードミナントコードでもある

理解できましたか?

ドッペルドミナントはよく出てきます。

セカンダリードミナントコードの一種だと思っていいでしょう。

»»Instagram【ドッペルドミナント】

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