先日、インスタでこのような投稿をしました。
調号って言葉は聞いたことがあるけど、いまいち理解ができていないという人は多いと思います。
そこでこの記事では初心者でも理解ができるように、噛み砕いて解説していきます。
- ◆この記事の内容
- 調とはキーのこと
- キーを表す記号が調号
- 楽譜の最初で調(キー)が判別できる
調号とは
調号とは、
楽譜の一番はじめの音部記号の右側、拍子記号の左側に表記されます。
調号は2種類
- #(シャープ):半音上げ
- ♭(フラット):半音下げ
これらの記号がつくとどうなるのでしょうか。
その仕組みについて深掘りしていきます。
#(半音上げ)
「#(シャープ)」がついている場合はその音を
「ファ」に#がつくと右隣へ1つ音が上がるので、ファとソの間の黒鍵「ファ#」になります。
「ミ」に#がつくと右隣に黒鍵は無いので、右隣の「ファ」になります。
「ミ#」=「ファ」
♭(半音下げ)
「♭(フラット)」がついている場合はその音を
例えば、「シ」に♭がつくと左隣へ1つ音が下がるので、「シ」と「ラ」の間の黒鍵「シ♭」になります。この音は「ラ#」と表すこともできます。
この点を理解した上で調号の読み方を見ていきましょう。
調号の読み方
調号のついた楽譜の読み方ですが、簡単です。
この場合、五線譜上の「ファ」の音に#がついています。よって「ファ」→「ファ#」となり、「ド、レ、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ」となり、ト長調(Gメジャースケール)ということがわかります。
画像ではC(ハ音)から並べていますが、G(ト)音からの並びを見ると「全全半全全全半(メジャースケール)」の順で並んでいることがわかります。
調号が増えても同じように読む
先ほどは調号(#)が1つでしたが、増えても同じことです。
例えば、このように調号が2つになったとしましょう。
この場合、「ファ」と「ド」に#がついているので、鍵盤で見てみるとこのような調になります。
この調、何だかわかりましたか?
答えは、「
「全全半全全全半」の並びがどの音から始まっているのか探すと、「D(ニ)」からこの並びになっていることがわかります。こうすることで、何調なのか簡単に見つけることができました。
調
調とは、音階の並びのことです。スケールとも呼ばれます。ギターをやっている人はこちらの呼び方の方が馴染みがあるかもしれません。
- 長調(メジャースケール)
- 短調(マイナースケール)
この言葉を聞いたことがあると思いますが、長調(メジャースケール)は「明るい響き」、短調(マイナースケール)は「暗い響き」という特徴があります。
長調(メジャースケール)
長調(メジャースケール)は、ドレミファソラシドの音の並びで、「全全半全全全半」の間隔で音が並んだスケールです。
短調(マイナースケール)
短調(マイナースケール)は、ラシドレミアファソラの音の並びで、「全半全全半全全」の間隔に並びます。これをマイナースケール(短調)と呼びます。
A(イ)音からこの間隔で並んだ音は白鍵で表すことができ、Cメジャースケール(ハ長調)と同じ並びになります。(平行調)
これを、「Aナチュラルマイナースケール(イ短調)」と言います。
「Cメジャースケール(ハ長調)」と「Aナチュラルマイナースケール(イ短調)」は始まる音が「ド」か「ラ」の違いで、