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【ベース】音作りのコツ

投稿日:2021年4月5日 更新日:

ベースの音作りって難しいですよね。

「正解がない」のが音楽の世界で、自分が納得できれば完成みたいなもので、それが初心者を悩ませますよね。

僕にも求める音が作れず、スタジオで試行錯誤していた日々があります。

この記事では、音作りに悩む人が少しでも、自分の求める音を作れるよう僕の経験からアドバイスしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ベースの音作りは大きく分けて

  • ベース側のセッティング
  • アンプ側のセッティング
この2つです。

自分のアンプを持っていない人が多いと思うので、どちらかと言うと前者がより大事です。 自分のベースの音の性質を知っておきましょう。

ベース側のセッティング

まず、ベース側のセッティングです。

アクティブベースとパッシブベースでは、大きく異なるためそれぞれ説明します。

ベースの違いについてはこちらの記事を参考にしてください。

【音楽編】ファイル形式の種類

アクティブベース

イコライザー的機能が搭載されているものが主流です。

  • トレブル(TREBLE)
  • ミドル(MIDDLE)
  • ベース(BASS)

ドンシャリ

ドンシャリサウンドの作り方

  1. ミドルを絞ります
  2. トレブル&ベースを少しずつプランの方にあげて、気に入った音の位置で止めます

ポップス系サウンド

ポップス系サウンドの作り方

  1. ベースを軽く絞ります
  2. ミドルを上げて調整
  3. ハイが足りないと感じたらトレブル上げる

パッシブベース

パッシブベースのツマミは2種類

  • ボリューム
  • トーン
  1. ボリュームを決める
  2. トーンを決める

ジャズベースだとフロント、リアPUそれぞれのボリュームツマミが付いていることが多いです。

各PUの出力レベルを決めましょう。
フロントPU(ネック寄り)を上げると音が柔らかく、リアPU(ブリッジ寄り)は音が硬くなる性質があります。

アンプ側のセッティング

続いてアンプ側の設定です。
ライブハウスでアンプを使うときは参考にしてみてください。

主な手順は

  • ツマミをフラットにする
  • 音量を決める
  • 低音高音域の調節

まずツマミをフラットにします。
音の基準がわからなくなるので、フラット状態の音をよく覚えておきましょう。

次にボリュームを上げて適切な音量で鳴らします。
これは、細かな設定後、ボリュームを上げると若干音の性質が変わるのを防ぐためです。

続いて細かな設定に入ります。

BASS(低音域)の調節

音の低域を担う部分です。

ここが足りないと曲に重さが出ず、軽い感じになってしまいます。逆に上げすぎるとモコモコして輪郭のない音になってしまいます。

TREBLE(高音域)の調節

音の高域を担うTREBLEはハリのある音を作るのに必要な音域です。上げると音の輪郭がハッキリしてきます。

スラップのプルで音を確認しながら音量調節するのがオススメです。

上げすぎるとキンキンとした金属音になるので気をつけたいです。

MIDDLE(中域)の調節

音の中域を担うMIDDLEは、抜けの良い音を作るのに大事な音域です。

ギターやドラムなど他の楽器と同時に音を鳴らした時、ベースが埋もれないように調節します。

ここも上げすぎるとモコモコするので、その時は絞りましょう。

全体調整

最後に全体の音量、音域調節をします。

特にギターとの重なりを見ます。

ギターの音域と重なると全体の仕上がりがイマイチになってしまいます。ベースで補う音域はギターでカットしてもらうなど、バンド内での微調節が必要になります。

この辺はPAの人に聞けばアドバイスしてくれるので、わからない人は聞いてみましょう。

音作りのコツ

細かい設定は初心者には結構難しくて、正解がわからないと思います。そんな時に誰でもできる音作りのコツを教えます。

ブーストしすぎない

初心者でありがちな、高域が足りないからトレブル、低域が足りないからベースを‥

そんなことをしていると、いつの間にか音が全体的に大きくなってしまって、中途半端な音に

こんな経験がある人が少なくないと思います。

「全部のツマミを上げたのでは良い音にはなりません」

音の引き算

音作りで大事なことは「引き算」です。

バンドであれば、バンド内で重なると音域の音をカットしていくように音作りをします。

ギターの低域とベースの高域が重なってモコモコしてしまう音作りをしている人をよく目にします。

音域が重なる場合は引き算で不要な音域をカットします。

そして完成した音が少し小さく感じたらボリュームを上げれば良いだけの話です。

アンプの向き

狭いスタジオ、ライブハウスでは、アンプの向きは重要です。

ライブハウスではPAが調節してモニターから返してくれますが、スタジオでの練習では、一部の人しか音が聞こえてないなんてことがあります。

バランスよくみんなが音を聴けるアンプの配置を心がけましょう。

バスドラ帯域

ベースの音の帯域はバスドラとよく似てます。

そのため音域が重なり、音の輪郭が薄れてしまう原因になります。

バスドラの調整はできないので、ベース側で設定してあげましょう。

ピッキングの位置&強弱

ピッキングの位置でも音はだいぶ変わります。ブリッジ寄りだと硬い音、ネック寄りだと柔らかい音になります。

またピッキングの強弱でも音は変わります。
強く弾くと歪み、優しく弾けは柔らかいサウンドになります。この辺は経験を積んで、感覚的に学んでいくと良いでしょう。

まとめ

音作りというのは、正解がないので誰もが悩んだことがあるでしょう。

「自分の求める音を作る」これも1つのプロセスですが、バンドで合わせるのであれば自分の音が埋もれない音作りをすることが一番大事です。

  • 抜けのある音
  • 他の楽器と重ならない音域
  • ハリのあるサウンド

この辺を意識した、サウンドメイクができるように取り組みたいものです。

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