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【ベース】LAKLANDの魅力

投稿日:2021年4月7日 更新日:

みなさん、こんにちは。

今回はハイエンドベース「LAKLAND」の魅力について、10年間以上愛用しているこの僕が紹介しちゃいます。

※最後に貴重な情報も載っけておきます

 

LAKLANDベース

1994年創業、アメリカ・シカゴ発のハイエンドベース、それがLAKLANDです。

厳選されたマテリアルを使用し、オリジナルなエレクトロニクスやハードパーツを搭載し製作されています。

多くのアーティストに愛用され、シグネイチャーモデルも多数製造しています。

シリーズ

3種類です。

  • USA series
  • shoreline series
  • skyline series

「USA series」は、本家アメリカのシカゴ工場で製造されたモデル。
「shoreline series」は、国内工場、つまり日本製。
「skyline series」は、韓国製です。

USA series

本場アメリカのシカゴ工場で製造されたモデルです。

まずはじめに

  • 55-○○は「5弦ベース」
  • 44-○○は「4弦ベース」
を表します。

○○-94

その中でも

  • Deluxe
  • Standard
  • Classic
の3種類に分けられます。

Deluxe

Deluxeシリーズの特徴は、見た目美しい「キルテッドメイプル」です。鱗のような模様が特徴的です。

skylineシリーズですが、僕が前使っていたDeluxeもきれいなキルテッドメイプルでした。わかりづらいけど‥

BODY WOOD(ボディ)
  • Quilted Maple
  • Flame Maple
  • Swamp Ash
NECK WOOD(ネック材)
  • Maple
  • Hard Maple w/Graphite Reinforcement Bars
  • Quarter-Sawn Rock Maple w/Graphite Reinforcement Bars
FINGERBOARD(指板)
  • Bird’s eye Maple
  • Rosewood

USAシリーズのみ、Bird’s eye Mapleの指板があります。

Standard

Standardシリーズの特徴は「アッシュトップ」です。

BODY WOOD(ボディ)
  • Swamp Ash
NECK WOOD(ネック材)
  • Maple
  • Rosewood
FINGERBOARD(指板)
  • Bird’s eye Maple
  • Rosewood

Classic

Classicシリーズの特徴は、「アルダートップ」というところです。

BODY WOOD(ボディ)
  • Alder
NECK WOOD(ネック材)
  • Hard Maple
  • Graphite Reinforcement Bars
FINGERBOARD(指板)
  • Bird’s eye Maple
  • Rosewood

○○-60

次は-60シリーズです。

  • Active
  • Passive

-60シリーズは「Active」と「Passive」の2種類あります。

ピックアップはジャズベタイプのシングルコイル×2

4弦モデル、5弦モデル両方あります。

「Active」と「Passive」の違いがわからない人はこちらを参考に

【ベース】アクティブとパッシブ 特徴

○○-64 (P/PJ)

プレシジョンベースモデル(-64)です。

このシリーズはプレシジョンとPJタイプの2種類あります。

■PJタイプ
プレシジョン(P)のピックアップの下に、ジャズベ(J)のシングルピックアップが搭載されているベース。 プレシジョンベースとジャズベのいいとこ取りをしたベースです。

44-51M/44-51

最後は44-51モデル。
見た方がわかりやすいので画像を貼っておきます。

なにかFenderに近いものを感じるデザインです。

USAシリーズの特長

【その1】バースアイメイプル指板

USAシリーズの特長の一つが、このバーズアイメイプル指板です。

■Bird’s eye Maple
板目面に玉杢の小さな模様が出たものが、バーズアイメープルと呼ばれる

【その2】バルトリーニ製 ピックアップ

現行品は、LAKLAND純正ピックアップが搭載されていますが、初期のUSAシリーズはbartolini製のピックアップが搭載されています。正直、LAKLAND純正と音が全然違います。

LAKLAND純正ピックアップは、「3弦の出力が弱い」というのも有名です。僕は実際体験したので、tetsuyaシグネイチャーPU(MM5-69,J5-69)に変更しました。(これはかなり相性いいです)

【その3】音のサスティーン

skylineシリーズからUSAシリーズに乗り換えた僕が思うことですが、「音のサスティーン」が長いという印象があります。

USAシリーズは、音の伸びがよく、なんのストレスもなく演奏できます。

また、音の立ち上がりも格段によくなるので、USAシリーズを手にしたらskyline、shorelineには戻れないというのが正直な感想です。

shoreline series

日本国内限定のショアラインシリーズは木部加工と塗装を日本で行い、パーツやアッセンブリーは LAKLAND USA と同じものを使用して日本国内で組み込み、製作されています。

シリーズ

shorelineシリーズは、USAシリーズの頭に「SL」がつきます。

近年では、「Bubinga」や「Poplar Burl」という製品も発売されています。

USAと同じパーツを使っているだけあって、USA寄りのサウンドは得られますが、音の粒の細かさや音の立ち上がりはやはり本家USAには劣ります。

skyline series

初めてベースを手にする方にも最適なスカイラインシリーズ。
コストパフォーマンスに優れたベースです。

僕が初めて買ったLAKLANDは、このskylineシリーズです。(たしかSK-4DX、もう売ってしまいましたが)

4弦でしたが、たしか新品6万円くらいで買えました。

この頃は、いろんなベースの音を知らなかったのですが、「弾きやすさ」と「サウンドメイクの幅広さ」で試奏して即決した記憶があります。初心者の僕は満足でした。

シリーズ

skylineシリーズは5種類です。

  • SK-5DX
  • SK-4DX
  • SK-5CL
  • SK-4CL
  • SK-460

初心者には断然おすすめskylineシリーズ

コスパで言えば、かなりいい楽器です。

しかし、本業で音楽をやる人にとっては物足りない部分もあります。

音の粒が粗かったりと、満足できない人もいると思います、

価格

価格はUSA>shoreline>skyline

大体こんなかんじです。

  • USA series(~50万)
  • shoreline series(20万程度)
  • skyline series(~10万)

中古は全然安いのがあります。USAなのに20万以下のものとか・・

むしろ僕は中古がおすすめです。(状態にもよりますが)

前オーナーによって弾き込まれている個体なんかは、電気回路的にも、木材的にも馴染んで、最初からいい音が出るのです。

革製品の靴やカバンや財布も同じですよね。新品は硬く手に馴染まないけど使ってるうちに・・

あんな感じです。

LAKLAND弦

LAKLANDの純正の弦もあります。

僕も使用したことがありますが、抜けが良くて、パンチのあるサウンドが得られました。寿命も長かったです。

tetsuyaさん(L’Arc-en-Ciel)もLAKALND愛用者ですが、LAKLAKDに「HI-BEAMS(DR)」を張ってることも有名ですよね。 僕も試しましたがめちゃくちゃいいサウンドです。

LAKLANDのここがすごい

LAKLANDの凄さをザっと教えちゃいます。

パッシブベースになる

これ、すごいですよ!!

アクティブベースなのに、ボリュームつまみを引っ張るとパッシブベースになるんです。

しかも、他のパッシブベースに劣らない、かなりいいサウンドです。

例えば「音の輪郭が目立つんだよなぁ」とか「この曲はパッシブで弾きたいけどベース2本持ってくのは重い」

そんな時は1本あれば大丈夫なわけです。

幅広いサウンドメイク

「サウンドメイクの幅広さ」

これは間違いなくほかの楽器よりも優れています。

本体に3バンドEQつまみがついているからです。

ちょっとLOWが足りないなぁなんて時は手元で調整できてしまうので、ライブやリハの時は役立ちます。

他の楽器に馴染む音

そして肝心な「音」ですが、ギラギラしすぎず、存在感もしっかりある音なので他の楽器の音に埋もれる、消されることがあまりないような気がします。

個性も強すぎず、バンドアンサンブルにもよく馴染むので、全体で合わせて音が浮いてしまう心配もありません。

デメリット

逆にデメリットを紹介します。

持ちにくい

1つ目は持ちにくい点です。

シェイプのせいか、座って演奏するときは脚からずり落ちてきます。

立って弾く分には何の問題もありません。

3弦の出力が弱い

2つ目は3弦の出力が弱いです。

これはPU(ピックアップ)に原因があります。

bartolini製のPUだったころはそんなことがなかったのですが、近年LALKAND純正のPUに変更されました。ここから出力が弱いという報告が多くなった気がします。

僕もオーダーでUSAのDeluxeを作ってもらいましたが、3弦の出力が弱かったです。(LAKLAND純正PUでした)

なのでPUだけMM-5(tetsuya model)に変更して、改善しました。

古い個体にはbartoliniが搭載されているので、問題ありません。むしろ音に張りがあるので、弾いててめちゃくちゃ気持ちです。さすがbartolini!アタック音が全然違います。

まとめ

今回はハイエンドベースLAKLANDについてまとめました。

いかがでしたか?

実際に使用している僕目線で書きましたが、楽器や音には好き嫌いがあるので、参考程度してもらえればと思います。

何か疑問等ありましたら、コメント欄やDMで送ってもらえればお答えします。

それでは、またお会いしましょう。

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