インターネットを利用するための「ブラウザ」。インターネット検索や、あなたが今見ているこのWebページを表示することも、ブラウザがなければできません。
本記事では、ブラウザとは何か、どんな種類があるのかを解説。
代表的な7種類のブラウザと、それぞれの特徴も紹介します。ぜひ、自分に合ったブラウザを探してみてください。
そもそも「ブラウザ」とは何のこと?
ブラウザとは、インターネットを使って検索したり、Webサイトを見たりするのに必要なもの。つまり、あなたが今活用しているソフトそのものがブラウザです。
Webブラウザ、インターネットブラウザなどと呼ばれることもあります。
「ブラウザ」は何をするために使うの?
ブラウザでは、インターネットに接続する以外にも様々なことができます。
お気に入り(ブックマーク)機能を使ったり、閲覧履歴から過去に見たWebページを探したりといった機能は、どんなブラウザにも備わっています。
次からは、ブラウザとはどんなものか、より具体的に見ていきましょう。
インターネットを利用するために使う
繰り返しになりますが、ブラウザとは「インターネットを利用するために使うもの」です。
パソコンやスマートフォンから、インターネットにアクセスする際には、Wi-Fiを始めとするインターネット接続環境と、Webサーバーに接続するためのソフトウェアが必要です。
このソフトウェアこそが「ブラウザ」と呼ばれるものです。
ブラウザは好きなものに切り替えることもできる
ところで、あなたは今どのブラウザを使って、Webページを見ているでしょうか。
スマートフォンを使っているなら「Safari」かもしれませんし、PCを使っているなら「Google Chrome」かもしれません。
ブラウザとは種類が豊富であり、対応した機器であれば、好きなものに切り替えることもできます。
例えばスマートフォンの「Safari」を使っている人でも、Appストアから「Google Chrome」をインストールすれば、「Google Chrome」でインターネットを利用できます。
代表的な7種類のブラウザ別の特徴
次に、代表的な7種類のブラウザを紹介します。
- Google Chrome
- Safari
- Firefox
- Opera
- Internet Explorer
- Microsoft Edge
- Smooz
各ブラウザの特徴や、「どんな使い方をする人」に向いているのかもお伝えします。
自分にとって使いやすそうなものを探しながら、読み進めてみてください。
1.Google Chrome
「Google Chrome」とは、日本で56%、世界では64%(2020年10月現在)と、世界で最もシェア率の高いブラウザです。
「直感的な操作性」と「デバイスを超えた設定共有」が特徴です。
ヘルプを読まなくても「何となく使える」、PCで保存したパスワードや設定をスマートフォンにも引き継げるなど、使いやすさを追求しています。
参考:WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)
https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/2.Safari
「Safari」とは、MacやiPhoneで有名な「Apple」が開発したブラウザです。
iPhoneに標準ブラウザとして搭載しているため、iPhoneユーザーなら、まず間違いなく使ったことがあるでしょう。
MacやiPhoneのホーム画面にある、「白地に青い羅針盤」のアイコンが「Safari」です。「Safari」は、どんなブラウザにも搭載されている「ブックマーク機能」のほかに、ストに追加したWebサイトを、オフライン状態でも閲覧できるようにする「リーディングリスト機能」を搭載しています。
電波の悪い地域に住んでいる人、長距離移動の多い人にとって、便利な機能です。
3.Firefox
「Firefox」とは、世界でのシェア率が「Google Chrome」に次いで高いブラウザです。
(2020年10月現在での世界シェア率は5.14%)「シンプルで見やすい画面」「検索バーに任意の検索エンジンを追加」「高いカスタマイズ性」など、便利さを追及した機能が特徴で、開発者からも支持されています。
例えばFirefoxの検索バーには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンはもちろん、SNSの検索ボックスのような「Webサイト内の検索エンジン」も追加できます。
カスタマイズやアドオンの追加などにより、検索結果のページをスクロールだけで続きを表示したり、よく使うWebサービスとブラウザを連携させたりできます。
4.Opera
「Opera」とは、使いやすさにこだわったブラウザです。
例えばブラウザの見た目を自分好みにカスタマイズしたり、「Google Chrome」と同じ拡張機能を使えたりします。
マウス操作だけで、「Webページの戻る・進む」や「タブの切り替え」ができる、マウスジェスチャー機能も搭載。
特定の操作やWebサイトへのアクセスが多い人にとっては、より使いやすく感じるでしょう。
5.Internet Explorer
「Internet Explorer」とは、日本でのシェア率が「Google Chrome」に次いで高いブラウザです。(2020年10月現在での日本シェア率:7.73%)
Windows PCに標準搭載されているブラウザが、「Internet Explorer」。デスクトップやツールバー(画面下にあるたくさんのアイコンが並んでいるバー)にある、水色の「e」のアイコンがInternet Explorerです。
ただし、「Internet Explorer」に対応していないサービスも増えつつあり、Windows10以降は、次にお伝えする「Microsoft Edge」が標準ブラウザとなりました。
知名度の高いブラウザではありますが、これからあえてInternet Explorerを活用することは、あまりおすすめだとはいえないでしょう。
6.Microsoft Edge
「Microsoft Edge」とは、「Internet Explorer」に代わり、Windows PCに標準搭載されるようになったブラウザです。
基本的に、Internet Explorerよりも動作が軽快で、拡張機能も充実しています。
Webページに手書きのメモやテキストを書き込める「Webノート」や、不要な広告やボタンを取り除き、画像とテキストだけでWebページを閲覧できる「読み取りビュー」など、ユニークな機能が多いのも、「Microsoft Edge」の特徴です。
7.Smooz
「Smooz」とは、スマートフォンでの使いやすさにこだわったブラウザです。
例えば、「Smooz」での検索結果ページには、各検索結果の横に「新規タブ」ボタンが表示されています。「新規タブ」ボタンをタップするだけで、Webページを新しいタブで開くことが可能。それぞれのタブは、指を左右にスワイプするだけで切り替えできます。
ほかにも、指のジェスチャーだけでタブを閉じたり、ブックマークを開いたりと、スマホからでもまるでPCを操作しているかのようにスムーズにインターネットを活用できます。
自分にあったブラウザを活用しよう
インターネットを利用するために欠かせない「ブラウザ」。日本人にとって馴染み深い「Google Chrome」や「Internet Explorer」のほかにも、さまざまな種類があります。
画面の見た目にまでこだわりたいPCなら、ブラウザのデザインをカスタマイズできる「Opera」。操作性が大切なスマートフォンなら、スワイプやジェスチャーで素早く操作できる「Smooz」というように、使う端末や自分の利用方法に合わせて、ブラウザを使い分けるのもいいでしょう。
ブラウザ選びには、「絶対コレがいい!」という正解はありません。まずはいろいろなものを使ってみて、自分に合ったブラウザを探してみてください。