みなさん、こんにちは!
だんだん暖かくなってきてそろそろ桜の気配を感じますね!
春っぽい曲を作ろうと思って、このブログを書いている今日この頃です。
さて、みなさんは「9thコード」をちゃんと理解できていますか?
なんとなく「9thの音が入ったコード」ということはお分かりかと思いますが、ナインスには2種類あるんです。
9thコード
まず、2種類のナインスコードはこちら
- アドナインス 「○add9」
- ナインス「○9」
この2つどのように違うのか解説します。
アドナインス(○add9)
まず、アドナインス「add9」ですが、「
読み方の通り9th(長2度)の音をトライアド(3和音)に「add:つけ加える」というコードです。
アドナインスにもメジャーとマイナーがあります。
- アドナインス:●add9
メジャーコード(長三和音)に9thを加えたコード - マイナーアドナインス:●m add9
マイナーコード(短三和音)に9thを加えたコード
構成音を比べると3度の音がちがうだけなのですが。
- C add9「ドミソレ」
- Cm add9「ドミ♭ソレ」
3度の音が長3度であればメジャーコード、短3度であればマイナーコードというのは以前からお話していますが、そこが違うだけで9度のはどちらも同じになります。
ナインス「○9」
次にナインス「○9」ですが、これは「
トライアドに2度上の音(7th、9th)を順に2つ重ねて出来上がった5和音コードということです。
7thの音を足したコードはセブンスコードでしたね。 そこへさらに9thの音を足した「トライアド+7ht+9th」ということです。
ナインスには3種類あります。
- ①メジャーセブンスナインス:●M7(9)
メジャーセブンスコード(M7)に9thを加えたコード - ②セブンスナインス:●7(9)
セブンスコード(7)に9thを加えたコード - ③マイナーセブンスナインス:●m7(9)
マイナーセブンスコード(m7)に9thを加えたコード
Cを例に構成音を解説します。
- ①は、CM9のことで、CM7+9th
「C(ドミソ)+7th(シ)9th(レ)」 - ②は、C9のことで、C7+9th
「C(ドミソ)+7th(シ♭)+9th(レ)」 - ③は、Cm9のことで、Cm7+9th
「Cm(ドミ♭ソ)+7th(シ♭)+9th(レ)」
このように「7thコード+9th」に分解して考えると理解しやすいと思います。
ここでもわかるように、9thの音は全部「レ」なので、3th、7thの音の配置(長か短)でコードを特定できます。
「アドナインス(add9)」と「ナインス(9)」の違い
上で説明してきたように、
あとは7thがM7なら「●M9」になり、m7なら「●9」ということになります。
●は、トライアドの構成(3thの配置)をみて、メジャーかマイナーか判別すればいいのです。
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