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【音楽理論講座】教会旋法(チャーチモード)についてわかりやすく解説します。が、作曲で役立つかは分かりません

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今日は「教会旋法(church mode)」について解説します。

ジャズやロック、ゲーム音楽など様々な音楽の中に取り入れられている教会旋法。

教会旋法とは、中世ヨーロッパの宗教音楽で用いられてきた、音階のような音の配列(スケール)のことです。

スケールの中で、全音、半音の間隔がそれぞれ違うスケールにそれぞれ名前が付けられいます。

教会旋法

現在使われている教会旋法(チャーチモード)は、この7つです。

  • イオニアン(イオニア旋法)
  • ドリアン(ドリア旋法)
  • フリジアン(フリジア旋法)
  • リディアン(リディアン旋法)
  • ミクソリディアン(ミクソリディア旋法)
  • エオリアン(エオリア旋法)
  • ロクリアン(ロクリア旋法)

それぞれのスケールモードについて紹介します。

≫ Instagram【教会旋法〜チャーチモード〜】

イオニアン(イオニア旋法)

イオニアン

イオニアン(Ionian)は、白鍵の「ド」からはじまるスケールです。
(別名:アイオニアン)

「ドレミファソラシ」の間隔で成り立つスケールのことです。

つまり、メジャースケールのことで、各音の並びは、[全 全 半 全 全 全 半] というピッチ間隔の明るい長音階です。

4度の音(C調でのF音)は、アボイドノート(回避音)*になり、多様すると調性感が曖昧になります。

※アボイド・ノート(回避音)とは
直訳すると「避けるべき音」です。「コードと不協和な音」、「コードの調性を損なわせる可能性がある音」がアボイド・ノートです。

≫ Instagram【イオニアン】

ドリアン(ドリア旋法)

ドリアン

ドリアン(Dorian)は、イオニアンの第2音「レ」からはじまるスケールです。

マイナーキーやツーファイブでよく使われるスケールで、音の並びは、[ 全 半 全 全 全 半 全 ] というピッチ間隔のマイナー系サウンドです。

≫ Instagram【ドリアン】

フリジアン(フリジア旋法)

フリジアン

フリジアン(Phrygian)は、イオニアンの第3音「ミ」からはじまるスケールです。

エキゾチックで民族的な雰囲気を持ったスケールで、中近東風やスパニッシュ、フラメンコ音楽でもよくこのスケールが使用されます。

各音の並びは、[半 全 全 全 半 全 全] というピッチ間隔になります。

アボイドとされる音は、短二度と短六度です。

≫ Instagram【フリジアン】

リディアン(リディア旋法)

リディアン

リディアン(Lydian)は、メジャー系スケールでイオニアンの第4音「ファ」からはじまるスケールです。

各音の並びは、[全 全 全 半 全 全 半] というピッチ間隔で明るくモダンな響きを持つ長音階です。

ジャズでよく M7系のコードで使われるスケールです。

≫ Instagram【リディアン 】

ミクソリディアン(ミクソリディア旋法)

ミクソリディアン

ミクソリディアン(Mixolydian)は、イオ二アンの第5音「ソ」からはじまるスケールです。

各音の並びは、[全 全 半 全 全 半 全] というピッチ間隔になります。

ドミナントセブンスコードで使われることが多いスケールです。

アボイドノートは、第4音(Gミクソリディアンの場合はC)となります。

≫ Instagram【ミクソリディアン】

エオリアン(エオリア旋法)

エオリアン

エオリアン(Aeolian)は、イオニアン第6音の「ラ」からはじまるスケールです。

各音の並びは、[全 半 全 全 半 全 全] というピッチ間隔の音階で、マイナーキーのトニックやマイナーセブンスコードで使うことが多いです。

アボイドノートは第6音です。

≫ Instagram【エオリアン】

ロクリアン(ロクリア旋法)

ロクリアン

ロクリディアン(Locrian)は、イオリアンの第7音「シ」からはじまるスケールです。

各音の並びは、[半 全 全 半 全 全 全] というピッチ間隔の音階になります。

m7♭5(マイナーセブンスフラットファイブ)のコードでよく使用されます。

アボイドノートは第2音です。

ロクリア旋法は理論上存在するもののあまり使われません。

≫ Instagram【ロクリアン】

メジャー系の教会旋法の構成

教会旋法の中でメジャー系と言われるものが、イオニア旋法・リディア旋法・ミクソリディア旋法です。

  • イオニア旋法
  • リディア旋法
  • ミクソリディア旋法

音列の初めの音(終止音と呼ばれます)と第3音との関係は長3度です。

「ド」をルートとした3和音(トニック)、「ファ」をルートとした3和音(サブドミナント)、「ソ」をルートとした3和音(ドミナント)も、ルートと第3音との関係は長3度となり、メジャーの響きに(明るく)なります。

曲の中に組み込んだ時、イオニア旋法は主和音(トニック)的な役割、リディア旋法は副属和音(サブドミナント)的な役割、ミクソリディア旋法は属和音(ドミナント)的な役割を持つと考えても良いでしょう。

マイナー系の教会旋法の構成

マイナー系の教会旋法と言われるものには、ドリア旋法、フリジア旋法、エオリア旋法、ロクリア旋法があります。

  • ドリア旋法
  • フリジア旋法
  • エオリア旋法
  • ロクリア旋法

第3音との関係は、短3度です。

よって暗い印象のスケールになります。

まとめ

作曲でこの知識が役に立つかと言われると、正直なくても曲は全然作れます。

ですが、知ってて無駄ではないので、知っていることでアレンジ面で役立つでしょう!

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