みなさん、こんにちは。
みなさんは、セブンスコードんついて説明できますか?
どの曲にも必ずと言っていいほど、頻繁に登場する「セブンスコード」ですが、知ってると知らないとでは曲の構成を把握する上で困難になってきます。
今回は、名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らない人のために「セブンスコード」について説明します。
セブンスコード
セブンスコードとは、「7度」の音を含む4つの音から構成されます。
- ルート
- 3度音
- 5度音
- 7度音
→ トライアドに7度音が加えられたものです。
◆セブンスコードは2種類あります。
- メジャーセブンス
→7度の音が長7度のものを「〇M7(△7)」 - セブンス
→7度の音が短7度のものを「〇7」
〇にはコード名(メジャ or マイナー)が入ります。
それでは詳しく見ていきましょう。
メジャーコード
まず、メジャートライアド(三和音)の場合のセブンスを紹介します。
メジャートライアドとは
- ルート
- 長3度
- 完全5度
この形です。
ここに7度の音を足してセブンスコードにします。
メジャーコードがわからない人はこちらの記事で勉強しましょう。
【基礎的なコード理論】メジャーコードとマイナーコードメジャーセブンス:◯M7(◯△7)
メジャーセブンスの構成です。
大文字の「M」または「△」の横に7をつけて表記します。
- ルート
- 長3度
- 完全5度
- 長7度
たとえば、CM7(Cメジャーセブンス)であれば
「ド ミ ソ シ」という和音になります。
ド(ルート)
ミ(長3度)
ソ(完全5度)
シ(長7度)
セブンス:◯7
セブンスの構成です。
- ルート
- 長3度
- 完全5度
- 短7度
たとえば、C7(Cセブンス)であれば
「ド ミ ソ シ♭」という和音になります。
ド(ルート)
ミ(長3度)
ソ(完全5度)
シ♭(短7度)
- 〇M7(メジャーセブンス)→長7度
- 〇7(セブンス)→短7度
→「〇7」は、「〇M7」の7度の音が半音下がった形
※「〇M7」の7度の音は「ルートの半音下の音」と覚えましょう。さらに半音下が「〇7」の7度の音です。
マイナーコード
次にマイナートライアドの場合です。
マイナートライアドとは
- ルート
- 短3度
- 完全5度
メジャーコードと比較すると「3度」の音が異なります。
メジャーマイナーコードについてわからない人はこちらの記事から読んでください。
【基礎的なコード理論】メジャーコードとマイナーコードマイナートライアドに7度の音を足してセブンスコードを作ります。
それでは見ていきましょう。
メジャーセブンス:◯mM7(◯m△7)
マイナー・メジャーセブンスの構成です。
- ルート
- 短3度
- 完全5度
- 長7度
たとえば、CmM7(Cマイナーメジャーセブンス)であれば
「ド ミ♭ ソ シ」という和音になります。
ド (ルート)
ミ♭(短3度)
ソ (完全5度)
シ(長7度)
セブンス:◯m7
マイナーセブンスの構成です。
- ルート
- 短3度
- 完全5度
- 短7度
たとえば、Cm7(Cマイナーセブンス)であれば
「ド ミ♭ ソ シ♭」という和音になります。
ド (ルート)
ミ♭(短3度)
ソ (完全5度)
シ♭(短7度)
わからない人は分解して考えてみましょう。
- メジャーコード
- マイナーコード
前部分にどちらか入ります。
後半部分は
- メジャーセブンス(〇M7)
- セブンス(〇7)
こんな感じで考えるとわかりやすいです。
セブンスコードの応用
セブンスコードにはさまざまな種類があります。
それでは見ていきましょう。
メジャーセブンス・オーギュメント:◯△7+(◯M7aug)
メジャーセブンス・オーギュメントの構成です。
- ルート
- 長3度
- 増5度
- 長7度
セブンス・オーギュメント:◯7+(◯7aug)
セブンス・オーギュメントの構成です。
- ルート
- 長3度
- 増5度
- 短7度
マイナー・セブンス・フラットファイブ:◯m7(b5)
マイナー・セブンス・フラットファイブの構成です。
- ルート
- 短3度
- 減5度
- 短7度
ディミニッシュセブンス:◯º7(◯dim7)
ディミニッシュセブンスの構成です。
- ルート
- 短3度
- 減5度
- 減7度
オーギュメント(aug)や、ディミニッシュ(dim)がわからない人はこの記事を参考にしてみてください。