みなさん、こんにちは。
今回は、キャリアの軸でお話します。
ドラッグストアセキの店長をやっていた僕が、周りの人から多くもらう質問についてお答えします。それがこちら
ドラッグストアセキでキャリアを考えてるけど、店長ってブラックなのかな?経験者から話を聞きたい…
ドラッグスターと言うと、年末年始も休まず、夜も遅い時間まで営業しているため、店長は大変そうとか、ブラックじゃないの?といった質問を多方面からいただいてきました。
やっぱりこれから就職を考える人とか、まさに今勤務している人は、この先のキャリアに不安を感じたりしている人は多いはずです。
そこで僕に何かできないかと言うことで、ドラッグストアセキ(セキ薬品)で実際に店長経験していた僕が過去8年間の話を正直にお答えします。
あなたのキャリア選択の参考にしてください。
ドラッグストアセキで働いて得られたもの
僕はドラッグストアセキで8年間働いていたわけですが、その中で得られたものもたくさんあります。まずはそんな話からしていこうと思います。
昇格スピードが速い
僕は4年目で店長に上がったのですが、「店長=主任」他の業種に比べて昇格が速いのがドラッグストア業界、その中でもセキ薬品は
これも店舗を拡大しているがゆえに、
ある程度お店を回せるようになると、すぐに店長に上がれるので、給料をすぐに上げたい人には向いているかもしれないです。
でも、そこから上がらないのも事実。お給料については、こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
店長としてのマネージメント
店長は売上管理はもちろん、従業員の教育から指導まで、マネージメントが重要です。
そんな中でどうやったら効率よくお店を回せるか、日々考えて働くようになりました。
人件費が圧迫する中でどうしたらアルバイトの出勤日数を抑えて、売上を立てられるか。どういう伝え方をすればパートのおばちゃんたちは気持ちよく動いてくれるのか。
人間関係が大事な仕事だったので、この辺は話すことが苦手ではなかった僕は上手くできていた方かと思いますが、コミュ力のない店長は何人も叩かれていたのを目の当たりにしてきました。
困ったときは助かける、逆に自分が困ってたら助けてもらうような相互関係をつくれたのは仕事のやり甲斐にもなってましたし、楽しさとして活力になっていた気がします。
ドラッグストアセキのブラックな話
ここからが本題だと思います。
働く中で良いこともありましたが、それなりの苦労もたくさんしてきました。ここは
長い拘束時間
まず一つ目に「
つまり、なんとしてでもこの資格を持った人を在中させなければいけないため、資格者のシフトが変則的に変わったり、店長が急遽出勤になったり、他の店へ資格者応援に行くというケースが多々ありました。
これにより、病欠がでると通し(9:00-23:00)の勤務になったり資格者の不足を補うため、勤務時間が増えます。
もちろん今では残業代がつくようになりましたが、以前はつかない時期もあったみたいです。こ
シフト変更は当たり前
資格者が足りないと、急遽出勤になったりするため、予定が組めなかったり、スケジュールを変更せざるを得なくなるからです。
独身であれば良いもの、”家族ができてもこんな生活をするのか”と考えると、
僕は40代になってそんな生活は嫌だったし、何より多趣味なので、自分に時間を使いたいという思いが強かったのです。
利益にも繋がらないシフト変更のような仕事が非常に多かった気がします。この手の仕事は自分の将来に全くプラスにならないですからね。
競合が多くて飽和市場
これは単純に
ドラッグストアは競合が多く、客の取り合い。自分が住んでいる周りにドラッグストアが何店舗も密集しているという人は多いと思います。
これは店舗を拡大して、顧客を取らないと市場で残らないことを意味しています。
新店1つ作ることが赤字なのに、出店し続けないと全体の赤字になるから毎年店舗拡大をしていると話を聞いたときはびっくりしました。
そして、
年間、売上が高い年末。家の役職の人は休んでいる中、下っ端社員を働かせて、まるで駒のようですよね。いや、駒なんです。
とは言うもの、会社のためにお客様のためにと自分を言い聞かせ正当化し、働いてしまっていた僕もいました。今でもそんな従業員が10,000人近くいますが、離職率が高い理由はこういうところにあると感じました。
教育でも一緒ですよね。親が子供にやるように伝えても、親がやっていなかったら、子供はやりません。こういう構造が出来上がってしまっているのが現状です。
休日でも鳴る社用スマホ
店長になると社用スマホを所持させられます。お店や上司とやりとりをする機会が多くなるからです。
最初はスマホ二台持ちだ!と嬉しい気持ちがありましたが、残念ながらiPhoneではありません。2000円くらいで買えそうな格安アンドロイド、機能はもちろんポンコツです。
1年1日しか休業日がないため、スマホは鳴り続けます。気を使えない上司は休みにもかかわらず電話してきます。
社風が昭和なので、この辺は体育会系という言葉で、まとめられるのが、この企業の特色。店長である以上しょうがないのかもしれませんが、やっぱり休日の日は、僕は店舗のことを考えたくなかったです。そのために地区長(エリアマネージャー)がいるわけなので。
こういった形で店長になると、店舗の責任は全部店長にのしかかってきます。これを「責任感があって楽しい」と感じる店長もいると思います。それはそれでいいんですよ。
でも、僕が思ったのは、それをやることで自分の将来には何のプラスにもならない、言ってしまえば会社のためです。
駒のように働いて残るものは何もないですよね。自分の時間を切り売りして、お金に変えているだけの働き方なので、大げさに言うと、給料の高いアルバイト、その分責任も大きいだけの話です。
Time is Money
今では毎日、好きなときに働いて、好きなときに休む。こんな生活をしているので、人生の時間を費やしていたのがもったいなかったと後悔してます。
こういう人が少しでも減るのが、僕が発信する意図でもあるので、今少しでも思いとどまっている人は、僕が力になれたらと思っています。