みなさん、こんにちは。
今回はハイエンドベース「LAKLAND」の魅力について、10年間以上愛用しているこの僕が紹介しちゃいます。
※最後に貴重な情報も載っけておきます
LAKLANDベース
1994年創業、アメリカ・シカゴ発のハイエンドベース、それがLAKLANDです。
厳選されたマテリアルを使用し、オリジナルなエレクトロニクスやハードパーツを搭載し製作されています。
多くのアーティストに愛用され、シグネイチャーモデルも多数製造しています。
シリーズ
3種類です。
- USA series
- shoreline series
- skyline series
「USA series」は、本家アメリカのシカゴ工場で製造されたモデル。
「shoreline series」は、国内工場、つまり日本製。
「skyline series」は、韓国製です。
USA series
本場アメリカのシカゴ工場で製造されたモデルです。
まずはじめに
- 55-○○は「5弦ベース」
- 44-○○は「4弦ベース」
○○-94
その中でも
- Deluxe
- Standard
- Classic
Deluxe
Deluxeシリーズの特徴は、見た目美しい「キルテッドメイプル」です。鱗のような模様が特徴的です。
skylineシリーズですが、僕が前使っていたDeluxeもきれいなキルテッドメイプルでした。わかりづらいけど‥
BODY WOOD(ボディ)
- Quilted Maple
- Flame Maple
- Swamp Ash
NECK WOOD(ネック材)
- Maple
- Hard Maple w/Graphite Reinforcement Bars
- Quarter-Sawn Rock Maple w/Graphite Reinforcement Bars
FINGERBOARD(指板)
- Bird’s eye Maple
- Rosewood
USAシリーズのみ、Bird’s eye Mapleの指板があります。
Standard
Standardシリーズの特徴は「アッシュトップ」です。
BODY WOOD(ボディ)
- Swamp Ash
NECK WOOD(ネック材)
- Maple
- Rosewood
FINGERBOARD(指板)
- Bird’s eye Maple
- Rosewood
Classic
Classicシリーズの特徴は、「アルダートップ」というところです。
BODY WOOD(ボディ)
- Alder
NECK WOOD(ネック材)
- Hard Maple
- Graphite Reinforcement Bars
FINGERBOARD(指板)
- Bird’s eye Maple
- Rosewood
○○-60
次は-60シリーズです。
- Active
- Passive
-60シリーズは「Active」と「Passive」の2種類あります。
ピックアップはジャズベタイプのシングルコイル×2
4弦モデル、5弦モデル両方あります。
「Active」と「Passive」の違いがわからない人はこちらを参考に
【ベース】アクティブとパッシブ 特徴○○-64 (P/PJ)
プレシジョンベースモデル(-64)です。
このシリーズはプレシジョンとPJタイプの2種類あります。
■PJタイプ
プレシジョン(P)のピックアップの下に、ジャズベ(J)のシングルピックアップが搭載されているベース。
プレシジョンベースとジャズベのいいとこ取りをしたベースです。
44-51M/44-51
最後は44-51モデル。
見た方がわかりやすいので画像を貼っておきます。
なにかFenderに近いものを感じるデザインです。
USAシリーズの特長
【その1】バースアイメイプル指板
USAシリーズの特長の一つが、このバーズアイメイプル指板です。
■Bird’s eye Maple
板目面に玉杢の小さな模様が出たものが、バーズアイメープルと呼ばれる
【その2】バルトリーニ製 ピックアップ
現行品は、LAKLAND純正ピックアップが搭載されていますが、初期のUSAシリーズはbartolini製のピックアップが搭載されています。正直、LAKLAND純正と音が全然違います。
LAKLAND純正ピックアップは、「3弦の出力が弱い」というのも有名です。僕は実際体験したので、tetsuyaシグネイチャーPU(MM5-69,J5-69)に変更しました。(これはかなり相性いいです)
【その3】音のサスティーン
skylineシリーズからUSAシリーズに乗り換えた僕が思うことですが、「音のサスティーン」が長いという印象があります。
USAシリーズは、音の伸びがよく、なんのストレスもなく演奏できます。
また、音の立ち上がりも格段によくなるので、USAシリーズを手にしたらskyline、shorelineには戻れないというのが正直な感想です。
shoreline series
日本国内限定のショアラインシリーズは木部加工と塗装を日本で行い、パーツやアッセンブリーは LAKLAND USA と同じものを使用して日本国内で組み込み、製作されています。
シリーズ
shorelineシリーズは、USAシリーズの頭に「SL」がつきます。
近年では、「Bubinga」や「Poplar Burl」という製品も発売されています。
USAと同じパーツを使っているだけあって、USA寄りのサウンドは得られますが、音の粒の細かさや音の立ち上がりはやはり本家USAには劣ります。skyline series
初めてベースを手にする方にも最適なスカイラインシリーズ。
コストパフォーマンスに優れたベースです。
僕が初めて買ったLAKLANDは、このskylineシリーズです。(たしかSK-4DX、もう売ってしまいましたが)
4弦でしたが、たしか新品6万円くらいで買えました。
この頃は、いろんなベースの音を知らなかったのですが、「弾きやすさ」と「サウンドメイクの幅広さ」で試奏して即決した記憶があります。初心者の僕は満足でした。
シリーズ
skylineシリーズは5種類です。
- SK-5DX
- SK-4DX
- SK-5CL
- SK-4CL
- SK-460
初心者には断然おすすめskylineシリーズ
コスパで言えば、かなりいい楽器です。
しかし、本業で音楽をやる人にとっては物足りない部分もあります。
音の粒が粗かったりと、満足できない人もいると思います、
価格
価格はUSA>shoreline>skyline
大体こんなかんじです。
- USA series(~50万)
- shoreline series(20万程度)
- skyline series(~10万)
中古は全然安いのがあります。USAなのに20万以下のものとか・・
むしろ僕は中古がおすすめです。(状態にもよりますが)
前オーナーによって弾き込まれている個体なんかは、電気回路的にも、木材的にも馴染んで、最初からいい音が出るのです。
革製品の靴やカバンや財布も同じですよね。新品は硬く手に馴染まないけど使ってるうちに・・
あんな感じです。
LAKLAND弦
LAKLANDの純正の弦もあります。
僕も使用したことがありますが、抜けが良くて、パンチのあるサウンドが得られました。寿命も長かったです。
tetsuyaさん(L’Arc-en-Ciel)もLAKALND愛用者ですが、LAKLAKDに「HI-BEAMS(DR)」を張ってることも有名ですよね。 僕も試しましたがめちゃくちゃいいサウンドです。
LAKLANDのここがすごい
LAKLANDの凄さをザっと教えちゃいます。
パッシブベースになる
これ、すごいですよ!!
アクティブベースなのに、ボリュームつまみを引っ張るとパッシブベースになるんです。
しかも、他のパッシブベースに劣らない、かなりいいサウンドです。
例えば「音の輪郭が目立つんだよなぁ」とか「この曲はパッシブで弾きたいけどベース2本持ってくのは重い」
そんな時は1本あれば大丈夫なわけです。
幅広いサウンドメイク
「サウンドメイクの幅広さ」
これは間違いなくほかの楽器よりも優れています。
本体に3バンドEQつまみがついているからです。ちょっとLOWが足りないなぁなんて時は手元で調整できてしまうので、ライブやリハの時は役立ちます。
他の楽器に馴染む音
そして肝心な「音」ですが、ギラギラしすぎず、存在感もしっかりある音なので他の楽器の音に埋もれる、消されることがあまりないような気がします。
個性も強すぎず、バンドアンサンブルにもよく馴染むので、全体で合わせて音が浮いてしまう心配もありません。
デメリット
逆にデメリットを紹介します。
持ちにくい
1つ目は持ちにくい点です。
シェイプのせいか、座って演奏するときは脚からずり落ちてきます。
立って弾く分には何の問題もありません。
3弦の出力が弱い
2つ目は3弦の出力が弱いです。
これはPU(ピックアップ)に原因があります。
bartolini製のPUだったころはそんなことがなかったのですが、近年LALKAND純正のPUに変更されました。ここから出力が弱いという報告が多くなった気がします。
僕もオーダーでUSAのDeluxeを作ってもらいましたが、3弦の出力が弱かったです。(LAKLAND純正PUでした)
なのでPUだけMM-5(tetsuya model)に変更して、改善しました。
古い個体にはbartoliniが搭載されているので、問題ありません。むしろ音に張りがあるので、弾いててめちゃくちゃ気持ちです。さすがbartolini!アタック音が全然違います。
まとめ
今回はハイエンドベースLAKLANDについてまとめました。
いかがでしたか?
実際に使用している僕目線で書きましたが、楽器や音には好き嫌いがあるので、参考程度してもらえればと思います。
何か疑問等ありましたら、コメント欄やDMで送ってもらえればお答えします。
それでは、またお会いしましょう。