この記事では
楽曲によく出てくるコードなので、しっかり理解しましょう!
ディミニッシュ
まずはディミニッシュコードについておさえておきましょう!
「ディミニッシュ(dim)」って難しそう、、、という人も大丈夫。 全然難しくありません。
半音3個ずつ重ねた音
「ディミニッシュ(dim)」とは、
つまり、等間隔に並んだ音で構成されています。
3半音の間隔ということは、となりのとなりの音は「
トライトーンの特徴でもある、「
ディミニッシュコードの種類
ディミニッシュコードには、重ねる音の数の違いで以下の2種類があります。
- ディミニッシュ トライアド(dim)
短3度(半音3個)で音を 3つ重ねたディミニッシュコード(3和音) - ディミニッシュト セブンス(dim7)
短3度(半音3個)で音を 4つ重ねたディミニッシュコード(4和音)
3和音は、先ほど説明したので4和音について見ていきましょう。
ディミニッシュトセブンスコード(4和音)
4和音のディミニッシュは「ディミニッシュトセブンス」と言います。
3和音の構成音にさらに3半音上の音を付け足して構成されています。
ディミニッシュトセブンスコードの特徴ですが、トライトーンを2つ持つため、ディミニッシュコードより不安定な響きのコードになります。
パッシングディミニッシュ
「パッシング(passing)=通過する」ディミニッシュコードのことで、コード進行の間にディミニッシュコードを挿入して使います。
ただし、どこにでも挿入できるわけではなく、コード進行の
「C→D」のようにルートの動きがとなりのルートであれば、CとDの間の音C#のdim「C#dim」を挿入することができます。
この例は上の音へ進行(上行進行)していますが、下の音への進行(下降進行)でも同じことです。
それではこのパッシングディミニッシュの進行を聴いてみましょう。
階段を1段1段登っていくような進行ではないでしょうか。
これがパッシングディミニッシュの特徴でもある、順次進行の間にdimコードを挟んだ進行です。
◆順次進行
順次進行(じゅんじしんこう)とは、となりの音(上か下)に進むことを言います。「ド」→「レ」や「ド」→「シ」など(⇄跳躍進行)