みなさんは「拍子」について理解はできていますか?
音楽を演奏する上で拍子の知識は必要不可欠と言っても過言ではありません。
この記事では、3歳からヤマハ音楽教室でピアノを習っていた僕が、音楽の基礎である拍子と拍子記号についてわかりやすく解説します。
- ◆この記事の内容
- 拍子記号は、○分の△拍子の曲なのかを示す記号
- 拍子記号は、分数のように下からよむ
- ◯分の△拍子とは、どの音符(◯)が一小節にいくつ(△)入るかという意味
それでは早速、拍子や拍子記号について一緒に学んでいきましょう!
拍子(Rhythm)
拍子を表すためには拍(beatビート)というものが必要です。
音楽は時間によって進んでいくので、その流れをわかりやすくするために「拍」という単位が使われます。
その拍を使った拍子は、時間の流れの中にある音が「どのように進んで、どれだけの数の拍(ビート)が刻まれているのか」ということを表し「1,2,3,4…」とカウントすることができます。
拍にはメリハリをつけるために「強拍」と「弱拍」という種類があり、その異なる拍が何個も連なっていくことで出来る音の一定のリズムを拍子と呼びます。
拍子記号とは
拍子記号とは、その曲がどのような拍子で進んでいくのかを示しています。下記の画像のように、楽譜の最初などに書かれています。
STEP1 拍子記号の読み方を学ぼう!
まず、拍子記号の読み方について確認しましょう!
拍子記号は、
STEP2 拍子記号の意味を学ぼう!
では、拍子記号の意味について確認していきましょう!
拍子記号は、4分の4拍子のように
◯分の△拍子というのは、 どんな種類の音符(◯)が1小節にいくつ(△)入るかということを意味しています。
小節とは、下のように線によって区切られたひとつひとつの箱のようなもので、1つの箱を「1小節」と言います。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
≫≫小節とは?数え方や種類について解説/音楽理論講座②拍子記号の種類
拍子記号にはいろいろな種類がありますが、今回は代表的な以下の4つを解説していきます!
- 4分の4拍子
- 4分の3拍子
- 2分の2拍子
- 8分の6拍子
ひとつひとつ見ていきましょう!
4分の4拍子
4分の4拍子の場合、1小節に4分音符が4つ入ることができます。JPOPの多くの曲はこの拍子です。
4分の3拍子
4分の3拍子の場合、1小節に4分音符が3つ入ることができます。ワルツでよく使われる拍子です。
2分の2拍子
2分の2拍子の場合、1小節に2分音符が2つ入ることができます。
8分の6拍子
8分の6拍子の場合、1小節に8分音符が6つ入ることができます。
法則がわかれば簡単ですよね。
STEP3 練習問題で確認しよう!
では、最後の確認として、練習問題をやってみましょう!
これは何分の何拍子でしょうか?
わかりましたか?
念の為、答え合わせをすると
- 問1:4分の3拍子
- 問2:4分の2拍子
- 問3:8分の6拍子
でした。