四方八方が海で囲まれている宮古島は、いたるところにサンセットスポットがあり、SNSの投稿でも人気です。
そこでこの記事では、宮古島のおすすめ夕日スポットを紹介し、サンセットを見に行く際の注意点などについてお伝えします。ぜひ宮古島旅行の参考にしてみてください。
宮古島の日の入り時刻は本州とは違う
日本(北半球)の場合、日の入り時刻は一般に西に行けば行くほど遅くなり、日本の東と西では最大で2時間近くも日没時刻にずれが生じます。(この差は冬至の日に最大になる)
よって、宮古島は本州よりも西に位置しているため、日の入り時刻もそのぶんだけ遅くなります。1年で最も日の長い「夏至」と最も短い「冬至」のころの日の入り時刻は以下のようになります。
【夏至】 東京:19時1分ごろ 大阪:19時15分ごろ 宮古島:19時32分ごろ
【冬至】 東京:16時32分ごろ 大阪:16時52分ごろ 宮古島:17時51分ごろ
宮古島では日の入りが最も遅い時期で、夜8時ごろまで空が明るく、その日の長さに驚く人も少なくありません。冬でも遅くまで明るいので、そのぶん長く観光が楽しめるのもポイントです。
宮古島でサンセットを見たい!夕日スポット選びのポイントと注意点
宮古島ではいろいろなところで夕日が見られます。サンセットを楽しむ際の注意点はこちらです。
- 場所はホテルや夕食場所から近いと便利
- 虫よけは必須
- 日の入り30分前にスタンバイ
夕日を見るのにホテルから近ければ、前後の行動がしやすくていいでしょう。宮古島でのサンセットタイムは夕食の時間に重なるので、夕食を食べる場所から近いところでサンセットを見ると効率的に旅行を楽しめるはずです。
また、夕暮れ時は蚊の行動が活発になるので虫よけ対策を忘れずにしておきましょう。宮古島では、夏以外の季節でも蚊が多いので注意が必要です。
そして、サンセットスポットへは時間に余裕をもって30分前ぐらいに着いていると、落ち着いて夕日鑑賞を楽しめると思います。
宮古島の夕景はここで楽しむ!おすすめ夕日スポット5選
宮古島の夕日スポットを紹介します。太陽が西→東へ沈むことを考えると、夕日スポットは全て島の東側にあります。
- 与那覇前浜ビーチ
- 宮古サンセットビーチ(トゥリバービーチ)
- 西平安名崎
- 17END(17エンド)
- 長崎浜
順に見ていきましょう。
与那覇前浜ビーチ
宮古島を代表する観光名所のひとつ「与那覇前浜ビーチ」は、絶景の夕日スポットとしても有名です。
日中は約700メートル続く「白い砂浜」と宮古ブルーの「美しい海」が見られますが、サンセットタイムにはまた別の表情を見せてくれます。
おだやかな波の音とともに沈んでいく夕日は、宮古島を訪れたなら一度は見てほしい光景です。
宮古サンセットビーチ(トゥリバービーチ)
「宮古サンセットビーチ」は、トゥリバー海浜公園のなかにある人工ビーチ。「サンセット」という名が付くとおり、宮古島屈指の夕日スポットとして知られています。
サンセットビーチからは伊良部大橋が一望でき、天気のいい日には伊良部大橋に沈む美しいまんまるの夕日が見られます。
また、夕日が沈んだ後のピンクがかった海の雰囲気も◎。人もあまり多くないため、夕日を眺めながらのんびりとした島時間を味わいたい方におすすめです。
西平安名崎
宮古島の北西端にある岬、「西平安名崎(にしへんなざき)」は、宮古島と池間島をつなげる池間大橋の近くに位置します。西平安名崎周辺には肥育されている馬や牛が見られるなど、のどかな風景が広がります。
西平安名崎の目印は、風力発電用の大きな風車。サンセットタイムには、海に沈む夕日と風車のフォトジェニックな写真が撮れるのが魅力です。
17END(17エンド)
伊良部島のお隣、下地島の北端にある「17END(じゅうななえんど)」。2019年にオープンした「みやこ下地島空港」の滑走路わきにある道路で、名称の「17」は滑走路の方角に由来します(真北を基準として滑走路が南南東の方角、170度に伸びているため)。
17END周辺の海は宮古島のなかでも抜群の透明度を誇ります。特に干潮時は息をのむほどの美しい宮古ブルーが見られ、宮古島のなかでも随一の夕日スポットとして知られます。
なお、17ENDまでの滑走路横の道は現在、車両通行止め。徒歩もしくは自転車で行くことができます。
長崎浜
来間島の西側に位置する「長崎浜」は、静かなビーチ。こぢんまりとしたビーチの周囲は岩場に囲まれていて、どこか秘境感が漂います。
ガイドブックにもあまり載っておらず、人が少ないため、夕日を見ながらロマンティックな時間を過ごしたいカップルにおすすめです。
夕日が沈んだ後に徐々に見えてくる星も美しく、晴れた日には満天の星空が広がります。