僕らがいつも使っているお金と暗号資産はどう違うの?ビットコインってなんだかよくわからない、、、
こういった疑問に答えます。
ビットコインは発行量が決まっている
私たちはいつも使っているお金は「
それに対して暗号資産は国や中央銀行には関係なくインターネット上で発行されています。ビットコインは、
日本の紙幣は中央銀行の判断で発行されるのに対し、ビットコインは発行量が決まっているという違いもあります。ビットコインの単位を「BTC」と言いますが、ビットコインの発行量は2100万円、つまり
発行上限=2100万BTC
ビットコインの誕生は、2009年
ビットコインは、2009年発行が始まり既に9割ほど発行されていて、
一口に暗号資産といっても、その種類は今や何万にも及びます。そのすべての暗号資産の代表と言えば、やはり「ビットコイン」です。
サトシ・ナカモトの論文
ここでは世界ではじめての暗号資産であるビットコインについて説明します。
ビットコインを2009年3月謎の人物、サトシ・ナカモトの論文をもとに誕生しました。この論文は前年の2008年ネットに英文で公開されており、今でも誰も読むことができます。
サトシ・ナカモトは、従来の金融システムのように、国や政府銀行など、中央に管理されているのではなく、
従来の金融システムとは、国の中央銀行がお金を発行し、銀行等が管理するといった私たちがずっと馴染んできた形です。
しかしそれでは銀行口座がある人しか送金できなかったり、管理されることでコストがかかったりと不自由なこともあります。
そこでサトシ・ナカモトは、銀行等の
具体的には、暗号技術やブロックチェーンと呼ばれる技術、そしてP2P(ピーツーピー)というデータを分散して管理する仕組みを結集したアイデアとなっています。
技術的なことをちらっと頭に入れるだけでオーケーですが「
中央集権型と分散型
中央集権型は通信相手とつながるときに中央にあるサーバや、管理者を通します。一方、分散型(非中央集権型)は通信相手と直接つながることができます。
暗号資産の仕組みは、「ブロックチェーン」と「マイニング」、 この2つを知っておけばOK。ここでもビットコインを例に説明します。
- ブロックチェーン
- マイニング
ブロックチェーンとは簡単に言うと、
●ブロックチェーン →暗号資産の取引履歴が記録されたもの
分散型台帳とも言って、いわば、
通帳には送金や入金された履歴が記録されますよね。そんな感じです。例えば世界中で行われるビットコインの取引に対して、1つの通帳が用意されているとイメージしてみてください。
そしてAさんからBさんに1BTCを送ったとします。すると、その日時や枚数等の詳細情報が暗号化されて、この通帳に書き込まれます。 このように暗号化されるから「暗号資産」と呼ばれるのです。
この通帳の容量は1MBで、取引記録のデータがいっぱいになると次の通帳が必要になります。銀行の通帳と同じですね。
データが容量いっぱいになって次の通帳を作るときには通帳を閉じるための難しい計算が必要です。
取引データの暗号化されたものを計算するのですが、その答えを導き出すことで通帳を閉じることができるんです。
そして通帳を閉じたときに初めてビットコインが相手に届く仕組みになっています。
少し複雑ですが、送金したいというリクエストが暗号化されて通帳に書き込まれて、いっぱいになると複雑な計算をして、答えが出ると送金が実行されて、通帳が閉じられるというわけです。
通帳に書き込まれる ↓ 複雑な計算 ↓ 答えが出ると送金 ↓ 通帳が閉ざされる
ビットコインの安全性
この計算は、ネットワークにつながった不特定多数の人たちがおこないます。その人たちが計算に挑み、たった1人、
そして、その他の人たちでその通帳に間違いや不正な取引がないか、追加で複数回、確認作業をすることになります。
つまり中央銀行等が管理しない代わりにそういった作業をして
分散型台帳の仕組み
1つの通帳がいっぱいになって次の通帳が作られるまでの時間は「およそ10分」に調整されています。
取引を承認するのに時間がかかりすぎると送金が遅くなってしまう。でも早く承認できてしまうとセキュリティーが弱くなるということで、およそ10分で承認されるようにプログラムで調整されているんです。
そこでどのような人たちがこの承認作業をしているんでしょうか。
実は、
みんなで1つの通帳を持つことができるから「
通帳1冊1冊が「ブロック」で通帳を繰り越していくようにブロックをつなげていく技術のことを「